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ISO 19650とCDE
インタビュー第1回
ISO 19650の認証取得支援(BIMプロセス構築支援)について
JACICでは、BIM/CIMの普及推進を目的に、「ISO 19650」「CDE」等の動向調査を行っています。
今回は、ISO 19650認証取得の支援を多数行っている「応用技術株式会社」にISO 19650に関してインタビューしました。
「ISO 19650認証とはどのようなものか」「認証取得することによりどんなメリットがあるか。」等について、お聴きしました。
2024年5月

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応用技術株式会社
エンジニアリング本部 営業部 山根 隆弘氏
- ISO 19650はどういった組織・企業が認証を受けているのでしょうか。
- 日本国内では、ゼネコンやハウスメーカー、BIMを支援するIT企業等の18社の民間企業が現在認証を受けています。
世界では、英国を中心に500社近い企業・組織が認証を受けており、受託組織に限らず発注組織についても認証を受けています。
- 現在、ISO 19650認証取得を受けている日本の企業はどういった狙いで取得しているのでしょうか。
- BIMを使用した業務プロセスの見直し・改善するために認証取得をきっかけにしようとしている組織や、企業としてBIMに取り組んでいることを明示化することでBIMに関する業務拡大を狙うという企業、さらに、世界的にISO 19650の採用が進む中で、早めに対応できるような体制を作っておこうという企業などがあります。
- ISO 19650を認証する機関はどこでしょうか。また、ISO 19650で認証する範囲を教えてください。
- 日本の主な認証機関は、2021年から認証を始めているBSIグループジャパンです。英国規格協会(BSI)はISO 19650の規格作成にも関わっており、世界的にも実績がある認証機関です。
ISOというと、ISO 9001のように組織又は会社全体で取り組む必要があるというイメージを持たれる方が多いかと思います。ISO 19650の場合は、認証の対象は”会社全体”でなく、基本的に“個々のプロジェクト”となります。これは、建設プロジェクトのプロジェクトチームにはとても多くの企業や組織が関わることに起因しています。たとえば、設計事務所が審査を受ける場合、発注組織や、協力業者との情報交換についても審査の範囲となります。 - ISO 19650ではどういったことを認証するのでしょうか。
- 現在18社の企業が認証を取得しているのは、「BIM Design and Construction (ISO 19650-1, 2)」です。これは設計および施工のプロセスがISO 19650の規格の要求事項に従った取り組みができているかを審査するものです。
他に、現在2社が認証取得している「BIM Security (ISO 19650-5)」と、今年認証審査が開始となる竣工後の運用段階の情報マネジメントである「BIM Asset management (ISO 19650-3)」があります。
審査の種類として、「ISO 19650を理解し、運用する能力があること」を証明する「Verification」と、「ISO 19650が実際に取組として実践できていること」を証明する「Certification (Kitemark)」があります。詳しくは、BSIジャパンにお問い合わせください。
- ISO 19650認証・運用に向けてどんなことが必要ですか。
- ISO 19650の実践運用に向けては、「知る」「理解する」「導入する」「定着させる」の4つのステップが考えられます。
まず初めの「知る」ステップでは、認証機関であるBSIジャパンが提供する研修の受講をお勧めします。そこで“ISO 19650がどういうものなのか”を知ることができます。
次に、「理解する」ステップですが、当社の認証サポートを受けて頂いた上で認証取得に挑戦されることをお勧めします。当社では、認証取得に必要な、管理文書・CDE構成のテンプレート提供や審査までの準備に必要な支援を行っています(認証取得を全力でサポートいたします)。
認証取得により国際規格を“理解”できた上で、そのノウハウを自社の業務プロセスに展開させることを目指します。ISO 19650の管理文書やCDEの概念を自社での展開のための標準化を図ります。当社では、これらの自社展開のための標準化などの支援も行っています。
「定着させる」段階では、全社への業務展開のために、教育や実践サポート・標準類の改善が必要となります。当社では、この教育・実践サポートについても対応は可能です。 - 御社が認証取得サポートを始めたきっかけを教えてください。
- 当社ではBIMに関する様々な支援や開発業務を行っていますが、これらの効果を高めるために、国際規格であるISO 19650を日本で広めることが重要であると考えました。そのために、まず親会社であるトランスコスモスが認証取得の際に、規格の読み解きを行い、認証のサポートを行いました。その規格の読み解きにあたって、規格書本文のみでは概念が記載していることや英文を理解することが困難なことに気づき、その経験を元に、その他のお客様に向けた支援サービスを始めました。
当社の認証取得サポートでは、「規格の内容」に「自社業務」を当てはめるためのテンプレートを提供し、その使用方法について講習会の実施等を行っています。また、テンプレートを埋めていく際に生じた疑問点・不明点に対して、定期ミーティングを実施して支援しています。
ISO 19650に準拠した共通データ環境(CDE)の導入については、Autodesk Construction Cloudの講習会や構築サービス等も始めています。
当社では、国際規格であるISO 19650を広く伝えていくことで、日本のBIMの発展に寄与できればと考えています。
https://info.tobim.net/bih
ご多忙のところ貴重なお時間ありがとうございました。
JACICでは引き続きISO 19650/CDEに関する調査を行っていきたいと思います。
◎ 企業情報
- 会社名
- 応用技術株式会社(代表取締役社長:船橋 俊郎)
- 本社
- 大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル
- 設立
- 1984年6月
- 事業内容
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- 1.製造業を中心とした独自のモノづくりソリューションの提供
- 2.CADをベースとした各種自動設計システムの開発
- 3.建設、土木分野向け構造解析・積算システムの開発
- 4.防災、環境シミュレーション
- 5.まちづくり計画、アセット維持管理支援サービス
- 6.土木分野向けシステム開発および技術支援
※BIM/CIMコンサルティングサービス
- ホームページ
- https://www.apptec.co.jp/



