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BIM/CIM ウェブサイト 冊子

JACIC BIM/CIM ウェブサイト 冊子「CIMを学ぶ」について

 人材の育成・教育の第一歩として小林一郎熊本大学院教授とともに、「CIM人材育成に関する共同研究」として個別事例を通じてCIM活用のメリットなどを紹介した冊子「CIMを学ぶ」を作成し、平成27年6月に公開しました。 内容は、景観に配慮しながら関係者の合意形成を図りつつ、迅速に進める必要があった国土交通省九州地方整備局が実施した河川激特事業「曽木の滝分水路」(鹿児島県伊佐市)での産官学協働によるCIM活用記録を整理したものです。 計画・設計から施工段階に至るプロセスにおいて、三次元モデルや模型を駆使したマネジメントを行なった記録も含みます。参考事例として、熊本県の白川と湯浦川の事例も紹介しています。本冊子が、CIM に取組まれる方々の参考や教育・訓練の一助となれば幸いです。

JACIC BIM/CIM ウェブサイト 冊子「CIMを学ぶⅡ」について

 具体的な事業にCIM適用した事例を通じてCIMを学べる教材として公開した「CIMを学ぶ(河川激特事業でのCIMの実践事例)」に続く第2弾として、「CIMを学ぶⅡ」を作成し平成28年7月に公開しました。
 筆頭の事例である、新水前寺駅地区交通結節点改善事業(熊本県熊本市)では、交通結節点という限られた空間のなかで複数の施設が入り組み、それぞれの管理者が協議調整しながら事業を進めていくというCIM が本領発揮できる事例であり、具体的な活用方法やノウハウ、課題を学べる内容になっています。
 さらに、今後のCIMの導入・普及に向けての道筋を示す、豊富な実践事例に裏付けされた「マネジメント論」が展開されています。

JACIC BIM/CIM ウェブサイト 冊子「CIMを学ぶⅢ」について

 「CIM を学ぶ」では、⿅児島県伊佐市の曽⽊の滝分⽔路の事例、「CIM を学ぶⅡ」では、熊本県熊本市の新⽔前寺駅地区交通結節点改善事業の事例を紹介しました。
 「CIM を学ぶⅢ」では、「モデル空間を駆使するのは、発注者でなければならない」というのが、今回の最大のメッセージです。海外の事例では、フランスの公共事業におけるBIM 利用とENPC(国立土木学校)のBIM 専門修士課程を紹介しています。国内の先駆的事例として⼤分県の⼭国川、⼤分川ダムの事例を紹介しています。

JACIC・熊本大/『CIMを学ぶ』HPに公開/個別事例で効果実感 (建設通信新聞 2015/6/24 一面より)

CIMを学ぶ

 日本建設情報総合センター(JACIC)は、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)に詳しい小林一郎熊本大大学院教授との人材育成・教育に関する共同研究成果として、個別事例を通じてCIM活用のメリットなどを紹介したテキスト『CIMを学ぶ』をホームページで公開した。

 国土交通省九州地方整備局が実施した河川激特事業「曽木の滝分水路」(鹿児島県伊佐市)におけるCIMの活用記録を整理したもので、計画・設計から施工段階に至るまでに、どのように3次元モデルを使ったかなどを掲載し、読み手が効果をイメージできるようにした。

 CIMについては、入門書のようなものや全般的な現状と課題を解説した書籍などはいくつかあるが、特定の事業にスポットを当て、一連のプロセスを具体的に詳述した資料は珍しいという。

 ここで取り上げている分水路事業の特徴は、地元の自治体や自治会、設計コンサルタント、施工会社、学識者、国交省など、関係者が多岐にわたるプロジェクトで、各検討段階に適したモデルを作成し、合意形成に生かした点だ。

 形状検討の初期段階から、3次元モデルや模型などを駆使し、通常1年半以上は要するとみられる設計検討期間が約8カ月で済んだという。また、ウェブ掲示板を介して関係者間の協議調整を進めることで、業務の効率化と設計の質の向上を達成した。施工段階では、法面の安定化や岩掘削の仕上げなどに当たり、「つくりながら考える」ことに効果を発揮した。自然豊かな場所で実施された事業では、当初から「激特事業に景観を」とのキーワードが掲げられ、景観に配慮した分水路設計という観点でもCIMが大いに役立った。曽木の滝分水路は、2012年度グッドデザイン賞でサステナブルデザイン賞を受賞している。

 『CIMを学ぶ』は、土木学会が7月から東京などで開催する「CIM講演会」で配るほか、発注者の勉強会などにも配布する予定。順次、道路分野などの好事例集も作成していく考えだ。

 小林教授は巻頭で「出会う人の95%は、CIMとは3次元CADデータを作ることだと思っている」と指摘し、「モデルを使うことは、手段であって目的ではない」と強調。「モデルを駆使することこそがCIMであり、それはマネジメント以外の何物でもない。改めて、CIMとはマネジメントでなければならないと明言しておきたい」と記している。