建設業界団体でのCIM普及状況(H29末)

CIM普及状況 基礎調査結果

JACICでは、CIMの普及状況を把握するとともに、今後の展開に向けた基礎資料の収集を目的として、建設業8団体にアンケート調査を行いました。
CIM普及展開検討のための基礎調査「建設業界団体でのCIM普及状況」
JACICでは、今後も内容をブラッシュアップしながら各企業の動向を調査し、CIMの普及に役立つ情報を提供していきます。

テーマ

i-ConstructionとCIMの認知度、CIM適用競争入札などへの参加状況、3次元モデルの内製・外注の比率、2次元と3次元ソフトを扱う技術者の比率、3次元設計技術者の育成、ソフトの分野別利用状況、投資状況など7項目。

考察

3次元CADを扱う技術者の割合は、2次元CADに比べて20-30代でも3割程度にとどまり、社内研修も2次元CADの研修が上回るなど2次元が主流であることが浮き彫りになりました。
その一方で、有料研修では3次元CAD研修が逆転し、3次元の技術者育成に対する投資も過年度に比べ上昇しています。i-Constructionが進む中でCIMの普及が進んでいる状況が調査結果にも表れています。

アンケートの対象

日本建設業連合会、全国建設業協会、日本橋梁建設協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、建設コンサルタンツ協会、全国地質調査業協会連合会、日本測量調査技術協会、全国測量設計業協会連合会に調査し、調査・測量段階、設計、施工、維持管理の各プロセスを担う企業432社の回答を集計しました。