南山東部土地区画整理事業建設工事 【大成建設】
工事概要
- 工事名称
- 南山東部土地区画整理事業建設工事
- 発注者
- 南山東部土地区画整理組合
- 工期
- 平成24年4月~平成32年3月
- 請負額
- 52.4億円(第2期債務負担工事分のみ)
- 工事内容
- 本工事は、切盛土約540万m3、場外残土33万m3の造成工事であり、盛土高37m、47mの高盛土、切土高さ30mの法面がある。道路延長約16km(トンネルL=230m含む)。その他、防災工、高盛土対策工、法面工、各種擁壁工、宅地引込工、調整池築造工(4か所)他がある。
施工ヤード全景
導入目的・運用体制
- 盛土造成部における施工管理の「見える化」に資するため。
(今回の「見える化」のターゲット:施工形状、施工量算出、転圧回数、密度管理、関連構造物・土質情報等) - 大成建設(株)東京支店南山土木(作):実施場所
本社土木本部土木技術部、本社技術センター土木技術開発部:サポート - (株)アクティオ、(株)ニコン・トリンブル【現場情報取得システム】
- 伊藤忠テクノソリューションズ(株)【CIM情報化】
効果(施工への効果や発注者への効果など)
- 施工管理(特に品質管理)の「見える化」の向上
- 施工方針、安全対策等の周知に利用
- 帳票作成に利用(作成物が発注者承認頂けるのであれば)
- 引渡後の維持管理等に利用する初期モデルの提供
導入への課題
- 管理モデル(属性)の設定
- 情報化施工等でデータ取得が自動的であり、取得データをCIM化する場合で「データ欠損」があった時、未施工なのか情報取得失敗なのが後判断になること。場合によっては再取得や手入力等が必要となる。
- CIM化したい情報がデータ化されていない場合は、何らかの方法でデータ化する必要がある。
- CIMを自社でやる場合はNavis WorksやNavis+等のCIM化必須ソフトを使用できる人材の育成等が必要。ソフトを扱う人のスキルによっては見え方が変わってしまうかもしれない?
課題解決にむけた要望
- 施工管理に使用する初期データ(設計データ)を発注者側から受領し、それを施工管理~引き渡し後の維持管理まで流用する「仕組み」を推進願いたい。
- 工種毎の属性の「標準」を決定し推進願いたい。
- CIM化に資する「サブシステムの開発」を推進願いたい。
CIM化モデル