- HOME
- 国際動向 2018年度
(4)Masterplan BAUEN 4.0
ドイツでは2017年にNational BIMサミットを開催し、マスタープラン建設4.0(Masterplan BAUEN 4.0)を発表し、2020年のBIMの義務化に向けて、以下の5つの目標を示した。
Masterplan BAUEN 4.0が示している5つの目標
(5)Planen bauen4.0
planen-bauen 4.0 Gmbhは、BIMに関する発注者へのコンサル、国際標準対応、BIMパイロットプロジェクトへの支援、企業への教育・支援等のBIMの普及促進のための活動を実施することを目的に、2015年に設立され、25の専門組織と33の企業で構成されている。
主な活動概要については、以下のとおり。
<活動概要>
- 連邦省庁および公的機関に対するコンサルティング
- 国内および国際標準化の調整
- BIMパイロットプロジェクトの支援
- BIMの導入のための業界への情報提供
- 専門教育の実施
Planen bauen4.0の活動概要
(6)BIMのユースケースおよび効果の評価
BIMのユースケースとして、プロジェクトの9つのフェーズで20個のユースケースを整理している。ユースケースの内容は、比較的容易な難易度のものとなっており、BIMに精通した受注者であれば、容易に実施可能なものとなっている。また、BIMに精通していない受注者に対しても強く要求することはせず、受注者の能力に応じて調整できるようにしている。また、それぞれのユースについて、効果の評価結果を整理している。
BIMのユースケース
BIMのユースケース一覧と対象フェーズ
BIMのユースケースの評価結果