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国際動向 平成26年度

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buildingSMART & ISO TC 59/SC 13

BIMにおける標準としてIFC(Industry Foundation Classes)が、平成25年3月にISO 16739:2013として登録された。これにより、建築分野では、IFCによるデータ交換が可能となった。この標準化を進めてきたのは、buildingSMART International で、日本では一般社団法人IAI日本が日本支部として活動を行っている。
今回、平成26年10月にトロントで開催された会議報告について、IAI日本より資料提供いただいた。

  • 会議:国際会議統合委員会ITM(International Technical Management)#54
  • 場所:カナダ、トロント
  • 日程: 平成26年10月27日(月)~ 30日(木)
  •    国際統合会議:AllStream Center
  •    BIM WORLDWIDE: SOLUTIONS FOR CANADA(30日):Allstream Center
Allstream center
会議中の様子

国際会議統合委員会ITM#54

(A)2.1 InfraRoomにおける決議事項

  • (1) InfraCOM、InfraRoom 運営のための資金調達をするという提案を支持する。
  • (2) 資金調達の選択肢:
    • ・ 支部(Chapters)に請求する
    • ・ 支部のリソースによって賄う
    • ・ 各プロジェクトに運営費用を含める
  • (3) P6 Alignment プロジェクトの概念モデルをまとめた文書
    「P6_Alignment_ConceptModel_Documentation_20141018_prefinal」 および、文書内で参照されている文書について、エキスパートパネルによって正式に承認されなければならない。期限を平成27年11月15日とする。特に意見がなければ、この文書が承認されたことにする。
  • (4) InfraRoom は、IfcAlignment が上手く経過していると認める。次のステップが、プロトタイプの開発と、次バージョンに向けて現行のIfcAlignmentを改善することであることに同意する。InfraRoom は、支部にテストに加わるように求める。
  • (5) フィンランド支部による LandXML MVD プロジェクトの成果文書 “buildingSMART mvd for LandXML12_MVD” を bSI 技術レポートして endorse(推奨、保証)するために、P6 Alignment エキスパートパネルによって検証する。本件について、平成26年の終わりまでにフィンランド支部によって電話会議を計画する。
  • (6) InfraRoom は、Steering Committee(運営委員会)の日程を 平成27年1月19日、3月第3週に決めた。
  • (7) 会議中に行われた以下のワークグループに基づいて、各代表者(Francois、Benno、Stuart、Thomas、Jim)がワークプランを作成する。
    • ・ IFC Alignment Pilot project
    • ・ BIMとGIS の統合
    • ・ IfcRoads - 線形機能を含む
    • ・ Infra Asset Management
    • ・ IfcBridge
  • (8) InfraRoom は、日本の代表者がInfraCOM に参加することを歓迎する。
    ※日本の代表として、矢吹先生、江端、有賀の3名が立候補した。
  • (9) InfraRoom は、KICTのifcRoads 開発の取り組みについて大変興味を持っており、他の支部と共にこの分野に取り組むこととし、bSIのプロジェクトとして 国際的なIfcRoad プロジェクトを開発するよう提案することを決議した。全ての支部は参加者として招待され、それぞれ独自の要求を定義し、データ交換の共通セットを開発する。KICTモデルと他のモデルの共通セットを比較した結果として、国際的なIfcRoad 共通セット、IfcRoad標準とする。
  • (10) InfraRoom は、全ての発表者と参加者、主催したカナダ支部に感謝する。

(B)P6 IFC ALIGNMENT PROJECT

buildingSMART Internationalは、P6 Alignment プロジェクトは、平成26年10月に発足したInfraRoom として初めてのbSI標準プロジェクトであるが、非常にうまくいっているという見解。今回の会議で「ifcAlignment概念モデル」を定義した文書が承認され、IFCスキーマ(案)が示された。同時並行で開発されている検証用ソフトウェア(LandXMLとifcAlignmentのデータ交換)が紹介された. 今後、IFCスキーマを検証し3月末までにIFC4拡張として文書化される予定である。今回、定義される IfcAlignmentは、建築分野における IfcGrid(グリッド:通り芯)と同じ扱いで、位置を定義するためのオブジェクトであり、道路、鉄道、河川等に必要な要素、属性については、今後拡張されることになる。

(C)P5 IFC BRIDGE Projectについて

IFCBRIDGE Projectは,本会議において進展に関する報告はなかった。現在、IFC BRIDGEに関するプロジェクトは、フランスで実施しているMINnDプロジェクトに5つのWorkshop(最新技術、データディクショナリー、プロセス及びIDM、IFCおよびMVDの拡張、実装)がある。平成27年初頭にinternational expert panel meetingを呼び掛け、平成27年の終わり(10月)に、IDMおよびMVDの仕様、IFCの拡張のためのBSIとのMOU(memorandum of understanding:覚書)を交わす予定で進行している。

(D)ワークグループ

InfraRoomでは、各支部において進行中のプロジェクトついて、同じ分野に関与するメンバーを集め、bSIプロジェクトとして標準化するためのワークグループを設立する試みを行った。IFCROADについては、米国、IfcRoadsで先行する韓国、OGC、LandXMLを標準とするフィンランドが中心メンバーとなった。IFC BRIDGEについては、先行するフランスに加え、鋼橋に興味を示している米国を加えて活動することとなる。

(E)BIM WORLDWIDE: SOLUTIONS FOR CANADAについて

buildingSMART CANADA主催で開催された、世界中のBIMに関する取り組みをカナダ支部のメンバーやカナダの事業者に紹介する講演会。
進行:John K. Dickinson(Advanced BIM Solutions Inc.) ・ Patrick Macleamy(Chairman of BuildingSMART International and CEO of HOK)による建設産業の将来ビジョンに関する基調講演。
Nick Tune(Director at BER, Director of BuildingSMART UK and BuildingSMART International)による、英国でのBIMによる建設産業の変革、官民の協同に関する基調講演。
Trevor Tayloer(Director Open Geospatial Consortium)による、都市計画とAECコミュニティに関する空間情報利用の講演。
Tomi Henttinen(bSFinland)、Cheng Tai Fatt(Building and Construction Authority, Singapore)、William Lau(Past President BuildingSMART Singapore)、Jones Sjogen(Norway Homebuilders Association)らによる、BIM黎明期の各国の取り組みに関する講演。
Christophe Casting(France)、Rosso Steinmann(Germany)、Innhan Kim(Korea)、Brian Oakley(Canada)らによる、各国政府によるBIM利用の要求に関する講演。
Briditta Foster(USA)、John Dickinson(Canada)らによるBIM仕様および運用と維持に関する講演。
カナダの実務者向けBIM Toolkit(IBC, Institute for BIM in Canadaで販売しているツールキットで195カナダドル)等の紹介。
Brian Oakley、Susan Brattberg(CEO at Global eTraining)らによるパネルディスカッション。

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